タラバガニってカニじゃないの?!

いよいよ寒くなってきて冬の到来を感じる今日この頃です。寒くなると食べたくなるのが、なんといってもカニですよね!今回はそんなカニのうんちくを紹介しようと思います。

タラバガニとズワイガニは併せて「二大ガニ」と呼ばれるカニのなかのエースです。しかし、タラバガニはカニの仲間ではないんです!タラバガニは、エビ目ヤドカリ下目タラバガニ科に分類されており、生物学的にはヤドカリの一種です。タラバガニは体全体が大きく、足がとても太いのが特徴です。

また、通常のカニは足が10本あるのですが、タラバガニは8本しかなく、これはヤドカリの特徴でもあります。一方でズワイガニはエビ目カニ下目クモガニ科であり、正真正銘のカニです。タラバガニと比べると体のサイズは小ぶりですが、足が細く長いのが特徴で、足もきちんと10本あり、カニの特徴を示しています。
つまり、タラバガニは見た目はカニに近いのですが、生物学的にはヤドカリの一種なのです。

ただし、エビ目は、しっぽの短いのがカニ、長いのがエビで、その中間がヤドカリという分類の仕方です。そのため、この3種は遺伝子的に類似しており、タラバガニがカニによく似ているようにエビによく似たヤドカリもいるのです。タラバガニも生物学的にはヤドカリですが、食べれば立派な蟹です。気にせずおいしくいただきましょう!

タラバガニと同様にヤドカリの種類のカニはほかにもいます。まず、高級食材として知られる「花咲カニ」もタラバガニと同じ分類でヤドカリの仲間です。また、タラバガニと茹でる前は見た目がほとんど見分けがつかない「アブラガニ」もヤドカリの一種に分類されます。
こうしてみると、私たちがずっとカニだと思って食べてきたカニはじつはカニではなかったということはよくありそうですね。しかし食べればどれもおいしいのは間違いありません。カニであろうとヤドカリであろうと消費者には関係ありません。がっつり食べるならやっぱりタラバガニがオススメです。ズワイガニや毛ガニは小さいので満足できません。
今年はカニを食べる際にこれはヤドカリなんだなと思いつつも、おいしく食べていただければと思います。